カントン包茎はEDの原因になることも!関係性を調査

男女関係において悩みの種となるコンプレックスというのは、人によってさまざまなものがあります。
中でも勃起不全、いわゆる「ED」に悩む男性は少なくありません。勃起不全などと同時に、包茎に悩む方もいます。
実は、EDと包茎はそれぞれ深い関係にあり、包茎が勃起しづらくなる原因になるケースも多いです。
包茎といっても種類はさまざまですが、仮性包茎など軽度の包茎であればさほど影響しません。
一方で注意したいのが、「カントン包茎」の場合です。
ここではカントン包茎の基本から、EDとの関係性について詳しく解説していきます。

カントン包茎って一体何?

カントン包茎は性器における包皮の割合を示す言葉ですが、真性包茎や仮性包茎とは異なる点が多々あります。
まず仮性包茎というのは、通常時は包皮口が狭く、勃起すると広がるという比較的多いタイプのものです。
真性の場合は通常時。
勃起時ともに包皮口が狭い状態となります。
カントン包茎はまさに仮性と真性の中間の状態を指しており、勃起すると同時に包皮口が広がるものの、完全に皮が剥けることがないため、包皮口が鬼頭部で引っ張られるようにとどまってしまうというものです。
他の状態とは違い無理やり包皮が引っ張られるような状態となるため、本人を激しい痛みが襲います。
また、当然包皮や締め付けられる鬼頭部にも悪影響を及ぼします。
さらに勃起が治まった後もその状態が続く可能性があり、そのまま放置すると激しい痛みを感じるとともに、鬼頭が徐々に壊死していってしまうことも珍しくありません。
自力で戻すことは難しく、逆に力を入れて完全に剥いてしまうと戻らなくなるため注意が必要です。
そして、包皮が戻らなくなった場合は基本的に病院などで手術をする必要があります。
このことから、他の包茎に比べても比較的危険性の高いものであると言えるでしょう。

カントン包茎が原因でEDになる理由

カントン包茎が原因でEDになる理由は、大きく分けて身体的な理由と精神的なものの2つがあります。
まず身体的な理由というのは、「包皮によって性器が締め付けられ、血流が止まってしまう」というものです。
カントン包茎は勃起時に包皮が完全に剥けない状態なので、収縮する包皮で鬼頭部・性器が強く締め付けられます。
結果として、激しい痛みを感じるわけです。
そのまま放置したり、無理に皮を剥ききったりすると血流がストップし、性器が壊死してしまいます。
しかし、ほとんどの場合は激しい痛みに耐えきれず、意識しなくても自然と勃起が治まります。
そのため、「勃起すると痛くてすぐに治まってしまう」という状態に陥るため、EDに近い症状が現れるのです。
一方で精神的な理由というのは、心因性EDのことを指します。
皮が被っていることを強いコンプレックスに感じて、実際の性行為において興奮できず、勃起できないというものです。
カントン包茎に関わらず、仮性・真性の男性にもよく見られるもので、EDの原因としては一般的であるとも言えます。
パートナーの理解を得ても治らない場合が多いことから、心因性EDによって悩まされている男性は少なくありません。

カントン包茎を治療する方法とは?

カントン包茎を改善・治療する方法ですが、最もおすすめなのが病院やクリニックで包茎手術を受ける方法です。
包茎手術とは、局所麻酔などを行った後、被っている部分の包皮を切り離し、糸で切除部を縫合することで包茎を治療する手術。
真性包茎などを治療する場合に適しており、カントン包茎の治療にも効果的です。
とりわけカントン包茎の場合、包皮が戻らなくなれば性器が壊死する可能性もあり、そうなれば緊急手術を受ける必要も出てきます。
カントン包茎の手術をするデメリットは基本的にないため、悩んでいる場合はひとまず手術をしてみるのが良いでしょう。
ただし、保険適用外になることも多いので注意が必要です。
また、包茎手術と言っても術後の状態については病院・クリニックによって異なります。
手術跡が目立たないようしっかり処理してくれる場合もあれば、包皮がたるんだり、強い痛みを感じたりすることも珍しくありません。
一概にそういった病院・クリニックが悪質ということではなく、あくまでも得意不得意がある可能性が高いということです。
カントン包茎の治療を受ける際には、インターネットのレビューや病院・クリニックのホームページなどを参考に、自分に合ったところで手術を受けるようにしましょう。

まとめ

カントン包茎は、他の包茎と比べても危険な症状の一つです。激しい痛みに襲われることが多いだけでなく、血流がストップするといったトラブルに繋がることも珍しくありません。
痛みを感じるため、身体的・精神的に勃起しづらくなってしまい、結果としてEDの原因になります。
しかし、自力で治療することは難しく、包茎を治そうと無理に引っ張ったり剥こうとしたりすると却って状態が悪化する危険性もあります。
そのため、カントン包茎を治療する際には自力で皮を剥こうとはせずに、しっかりと病院やクリニックで手術を受けるのがおすすめです。